移住体験(7月29日~8月13日)の日記
2010年8月9日
2010年7月29日から8月13日までの16日間の移住体験日記です。今回参加されている、Aさんご夫婦は、神奈川県からお越しで、おふたりとも障害をもつ方です。
陸別町のちょっと暮らし体験住宅がバリアフリー対応と言うことで、今回陸別町での移住体験の実施となりました。

7月29日(木) 1日目 雨
午後4時30分、陸別町役場に到着。
今日から16日間滞在する町に、わくわくどきどきでした。
今回、陸別町の「ちょっと暮らし体験住宅」に応募し、北海道の暮らしが、どんなものであるか、少しでも体験できればと思い参加しました。
自分たちは車椅子の障害者でもあり、不安はよりいっそう強いものでした。
そんな中で、役場の担当の方が気さくそうな方で、心が落ち着いたわけですが、更に町長さんにもお目にかかれることになって、また、胸がドキドキ。
でも、町長さんもすごくやさしい方で、これまた安心が少し取り戻せた感じでした。
これから、16日間の体験移住が始まるわけですが、一生懸命頑張りたいと思います。
今日は、移動日で疲れてしまい、カレーライスとサラダだけを作って、簡単に食事を済ませました。
7月30日(金) 2日目 くもり→雨
今日は、生ゴミ収集日。
指定の袋に入れて家の前に置いたものの、収集してもらえるのかが、気になり何度も確認していたが、
外出しようと外にでたら、ゴミが散乱していてびっくり!猫かな?
実は、ごみは家の前に出しておけばよいと聞いていたのですが、歩道なのか家の玄関前なのかわからず、ご近所を見回してもポリバケツが1個見えるだけで不安で一杯でした。
ごみを片付けていたら、役場の方が来てくれて、ごみを出す場所等も確認でき、ごみも片付けてくれました。
午後から、陸別町の散策に出かける。
まずは、銀河の森天文台の場所を確認し、コテージ村へ向かう。
スロープのある棟を発見したので、受付でパンフレットをもらったら、「年中無休です。どうぞ中を見て下さい」と、カギを貸して下さり、10人用のふたご座と6人用のおうし座の2棟を見学させてもらいました。
太い丸太のログハウスは外観も室内もすばらしいかったが、スロープ付きの10人用コテージは、2人ではもったいないので、仲間を集めて、銀世界の北海道を楽しむのもよいのではと夢がふくらみました。
銀河の森の林道では、キタキツネに出会えて感激! 残念ながら、カメラは間に合わなかったけど・・・・。
道の駅「オーロラタウン93りくべつ」へ。
売店で朝市のことを聞いたら、今日の午後4時から、テントで野菜を売ると教えてもらえたので、ふれあい農場のテントへ向かった。
新鮮なキュウリと大根、ジャガイモを購入。ジャガイモは北海道産を探していたが、スーパーで売っていなかったので、ふれあい農場で「欲しい」と言ったら、わざわざ畑まで取りに行ってくれました。
価格は安いし、ポテトサラダにして食べたら最高においしかったです!

役場の方もコテージの方も道の駅の方もふれあい農場の方も、みなさんとっても親切で陸別町は、よいところだなあと思いました。
7月31日(土) 3日目 くもり
朝、カーテンをおそるおそる開けると、曇り空であった。ちょっと安心。
今日は陸別町のイベント、「屋台村」があり早速行ってみると、スタッフの方が準備をされている最中で、ちょっと行くのが早すぎました。
自宅に戻り、清掃をすることに。
屋台村に行くには、まだ時間が早いため、車でドライブに行くことにする。
行き先は、足寄方面であるが、陸別の脇道に入り、山道を走る。
木々の葉の緑色が目にやさしく映る。
空気もマイナスイオンで神奈川とは比べものにならない。
まさに自然の宝庫であった。虫たちも顔のまわりに寄ってきて少々まいった。
夜、屋台村に出向き、町中の人々の活気で圧倒されてしまった。
食べ物も新鮮でおいしく、自分たちにとって幸せを感じるひとときでした。
8月1日(日) 4日目 くもり→雨
昨晩、遅かったので、今朝はゆっくり過ごす。
陸別町に来てから2回目の洗濯をしたのだが、部屋干しだとなかなか乾かないので、外に洗濯物干し場があったら、もっと快適に過ごせると思った。
今日も、天気がいまいちだが、ぶらぶらしているのももったいないので、花畑牧場へ生キャラメルを買いに出かけた。
高速道路が無料なので、足寄ICから中札内ICを利用して往復300kmのドライブ。
あいにく雨に降られてしまったけれど、生キャラメルのソフトクリームはやっぱりおいしかった!
8月2日(月) 5日目 くもり
今日は、北海道のルーツを探るため、阿寒国立公園内にあるアイヌコタンに出向く。
この地域では、アイヌの人たちが北海道の厳しい自然条件の中に住み、そこで商売をして生活している。
ここではアイヌの血統を引く人たち以外は、商売をすることができないらしい。
何件もの店が軒を連ねて、古来のアイヌ民芸品を売っている。木彫りの人形、アイヌの楽器「ムックリ」、民族衣装、多種多様な品物が並んでいた。
お店の方は気さくな方ばかりで、会話も弾んだ。
最近は観光客が減り、経営的には厳しいとのこと。それでも負けずにみなさん頑張っておられた。
私もいくつかおみやげを買ったが、どれだけ貢献できたことか・・・・。
今回、あらためてそんな日本の良さを感じる一日でした。
8月3日(火) 6日目 晴れ
今朝は、ふれあい農園の朝市へ出かける。
おいしかったジャガイモを20㎏持って帰りたいので予約をして、そのほかの新鮮な野菜を買って帰る。
家に戻ったら、近所の山川さんが、寄って下さった。この畑の準備をして、副町長から、"今、車椅子の人たちが利用しているので、野菜の収穫を手伝ってあげて欲しい"と頼まれたとのことでした。
みなさんのご親切に感謝です。
美幌に、バリアフリーの入浴施設があるということで誘って頂く。
10時30分から「陸別移住を応援する会」に出席し、役場の方や委員の方との意見交換を行った。
今日の生ゴミも残念ながら散乱していた・・・。
午後からは、隣町の置戸湖までドライブに出かけた。
パークゴルフ場は、プレーをする人で賑わっていたが、湖は静かで、緑もきれいだったので、林道を走ってみることにした。
ゆうゆ館でトウモロコシとメロンを買って戻ると、近所の池田さんが声をかけて下さった。樺太から陸別に移り住んで50年以上になるとの事でした。
夕方、食事の準備をしていたら役場の菅原さんが、畑のプチトマトをもぎって下さった。すぐに洗って口に入れたら、とってもジューシィー!
夕食には、プチトマト、ナス、トウモロコシ、キュウリなど色とりどりの野菜が並び、採り立ての野菜を食べる贅沢を味わった。
東京や神奈川では連日猛暑だが、ここ陸別は日中も涼しく、朝晩は肌寒いくらいだ。初日にベッドに分厚い掛け布団を見て「あら?」と思ったが、朝方にはしっかり布団を掛けて寝ている自分がいる。
北海道の夏は駆け足出過ぎていくようだ。
8月4日(水) 7日目 くもり
今日は一日観光に出掛ける。
目的地は富良野。高速道路ができたおかげでぐーんと近くなった。
富良野は今、花がたくさん咲いていて、色彩豊かで、華やかであった。
見て、食べて、楽しんで、一日楽しいひとときを過ごせた。
8月5日(木) 8日目 晴れ
今日は資源ごみの日。大きなゴミ箱があるので、安心してごみを出すことができた!
畑の野菜もいろいろ取っていただき、昨晩おいしくいただきました。
朝8時ころ、近所の山川さんがプチトマトをもぎってくれて、「ゆっくりお話がしたい」と今日の予定を聞かれたので、今日は菅原さんに町内案内をしてもらうことを伝えました。
天気がよいので、北稜岳登山口までドライブを楽しみ、福祉施設や牧場、ふれあい農園などに行き、診療所から保健センター、公民館を回り陶芸サークルを見学。
北稜岳の林道は、緑が美しく、キタキツネにも出会えた。
診療所は24時間、医師が2名で対応とのことで、安心だと感じた。
昼食後、銀河の森コテージ村、陸別サーキット、日産自動車の試験場の周辺や、小利別駅、陶芸家の坂井さん宅などを回った。
8月8日には、オフロードの全国大会が開催されるとの事。ふるさと銀河線りくべつ鉄道を川上の駅まで走らせる計画もあるそうで、とても楽しみだ。
坂井さん宅では、アイスコーヒーをご馳走になり、いろいろなお話を聞かせてもらった。新潟から移り住んで8年くらいになるそうだ。陸別町は保育所から中学校までスクールバスでの送迎があり、とても便利だが、高校は隣町まで通うことになり、寮や下宿する学生もいるとの事で大変だなあと感じた。鉄道が廃止にならなければよかったのに・・・・。
帰宅して、山川さんに連絡したら、夕食にそばを食べに行こうと誘われ、秦食堂で十割りそばを食べた。正直、北海道でそばを食べたのは初めてだったが、十割りそばということで歯ごたえ、香り、ボリュームありで大満足。
食後は家に寄ってもらい楽しい時間を過ごした。来週は美幌にある峠の湯(温泉)へ一緒に出かける予定を立てた。
山川さんには、畑の草取りを手伝ってもらってます。
8月6日(金) 9日目 快晴
6:30起床。今日も曇りかなと思いながらカーテンを開けてみると、真っ青な空。太陽の日差しが強く、予定(家の掃除、食料品の買出し、畑の手入れ等)を変更し、世界遺産である知床に出かける。
知床には、陸別町と同じく、自然がたくさん残っていて、まず、熊出没注意の看板、緑色の多さ、魚介類の新鮮さ、星座の多さなど、都会では味わえない体験をさせてもらった。
魚店に入ると、店の人からタラバガニの試食を受けた。これがまたカニの甘さが口の中にジュワーと広がる。まさにTVの旅番組さながらの風景である。このカニのうまさに負けてしまい最後にはタラバガニを買ってしまった。
一方、海を望むと、はるか先に国後島がよく見えて、こんな近くで望むことができることにあらためて、領土問題の難しさを考えさせられた。森繁久彌さんの「知床旅情」の詩の中に「はるか国後にピリカが笑う」というフレーズがあるが、まさにそのとおりである。
道づたえに車を走らせると、廃屋が見えてくるが、これも北海道という開拓の歴史の中で、いかに自然の厳しさが人間の生活のさまたげになったかということがよくわかる。
今回の移住体験の中で、自然のすばらしさがわかったと同時に、自然の厳しさも人間を強くするんだということがわかった気がする。
8月7日(土) 10日目 晴れ→くもり→雨
昨日、遅い帰宅だったので、今朝はゆっくり起床し洗濯と掃除を済ませる。
おとといも暑かったが、今日も朝から蒸し暑い!こんな日はクーラーはともかく扇風機がほしい。
畑の作物も(特にナス)の土が乾いて、葉がしおれて始めているようだ。どうしたらよいものか・・・。とにかく収穫できるものは、採ってみようと畑に出てみた。トマト、ししとう、ナスを慣れない手つきで採っていたら、近所の池田さんの奥さんが来てくれて手伝ってくれた。昨日も生ごみのバケツを片付けてくれたらしい。ご近所の皆さんのご親切に感謝しながら、今日も新鮮な野菜をおいしく食べた。
午前中、休日にもかかわらず役場の菅原さんがオフロードレースの割引券を届けてくれました。息子さんは坂井さんが言っていたとおりハーフっぽく、我が家の子供たちも昔はかわいかったなぁ~!などと20数年前を思い出してしまった。
今日は一日ゆっくり過ごす。
夕方、山川さんが畑の様子を見に来られたので、家に寄ってもらいお話していたら突然の夕立。畑の作物もほっと一息ついた様子。少しは涼しくなるといいけど・・・。
陸別に来て「朝晩寒いくらい」という感想だったが、ここ2~3日は、日差しが強く、日中は30度を越え蒸し暑かった。夜にまた雨が降り、やっと涼しくなってきた。日中の日差しの強さは、肌に痛いくらいだが、畑のトマトが色ずく様子を見ていると、やはり太陽の恵みはありがたいと実感した。
8月8日(日) 11日目 くもり
9:00起床
今日は、オフロードレースの開催日。天候もくもりでよかった。
会場に行くと、レースはすでに始まっていた。駐車場もかなりうまっていたが、芝生のところに駐車した。車椅子の者にとっては、足場が悪く道路側から眺めることにした。
昨日の雨で、土も湿った状態で、まさにオフロード。出かけたのが遅かったため、しばらくすると昼食休憩で、自宅で昼食をとった。
午後1時前に会場に行ったら、まだ午後の開始には早かったため、夕食の買い物に出かける。
1週間以上経過すると献立をたてるのも頭打ちになり、今夜、何の料理を作るか決まらず献立の材料選びもなかなか決まらない。・・・・・・贅沢な悩みである。
8月9日(月) 12日目 くもり→晴れ
10:00~の予約をしている美幌「峠の湯」へ山川さん夫婦と出かける。約1時間の道のり。
朝は肌寒いくらいだったが天候も良くなり、気温も上がって蒸し暑くなってきた。昨日の夕方、池田さんが「陸別も結構暑いでしょう」と言っていたが、本当に予想外に暑かった!
峠の湯には障害者用が2部屋あり、ゆっくりと利用できた。温泉に入るのは久しぶりで楽しめたのだが、窓が脱衣場側しか開かなくて、しばらく扇風機の風に当たらないと汗がひかなかった。そのせいか、その後に食べたソフトクリームがおいしかった!
美幌のスーパーで買い物をしてから、山川さんの行きつけのレストランでおしゃべりをしながらおいしい昼食を食べた。
美幌まで来たので、北見に寄ってダイソーで買い物をしたいと伝えると「北海道に来たら北見に行かないと!月に何回も来てるからどこでも知ってるよ!」と案内してくれた。
一軒目で欲しい物が品切れだったので、近くの店へ移動した。どちらも店舗が大きくて、さすが北海道だなと思った。
山川さんはスーパーやダイソーで知人の方々とお話をされていて「メル友も沢山いるよ!」との事だった。
日記が沢山たまったので、役場によって菅原さんに渡して帰宅した。
結構雨が降ったせいか、畑のプチトマトが支柱ごと倒れてしまい、何とか元に戻してみたが途中から茎が折れてしまっている様子。まだ、青い実がたくさんあるのだが、どうなってしまうのか心配・・・。
8月10日(火) 13日目 晴れ
以前よりホームページで見ていた、ふるさと銀河線りくべつ鉄道へ問い合わせの電話を入れたら、火曜・水曜は休業日との事でびっくり!せっかくの機会だから運転体験もしてみよう!とはりきっていたのだが、S体験は土日のみ行われているとの事。以前、道の駅に行った時、鉄道のホームへ降りられなかったし、ホームページで営業日の案内を見た記憶もなかったし・・・。あらためてホームページを確認したら、セキュリティ情報で保護されていない項目を表示させていなかったため、情報が空白になってしまっていたと判明。もう日程的に難しく非常に残念だった。休業日でも列車の写真を撮る事が可能だと聞いたので、あらためて出掛けて行きたいと思う。
午後から帯広にある大型商業施設「フレスポ帯広」に行ってきた。大きい!とにかく広い!まさに北海道!というような広さの敷地に、大型商業施設が建っている。品数も豊富で、見てまわるのも広すぎて疲れてしまった。
桁外れの大駐車場、とにかく圧倒された一日であった。
8月11日(水) 14日目 くもり→雨
今朝は雨が降っていたので、ゴミ出しをして2度寝を楽しむ。
洗濯や掃除を済ませて、朝昼兼用の食事をゆっくりとりながら、午後からの予定を立てる。
雨も上がり空も少し明るくなってきたので、チミケップ湖へ出掛けてみようと計画していたら、山川さんからメールが入った。予定を伝えたら、案内して下さるというのでお願いをした。
湖へは舗装されていない道路を走った。キャンプをしている人、つりを楽しんでいる人、YMCAのキャンプ場では子ども達がボートの準備をしていた。
午前中の雨で木々の緑が更に美しく、小さいけれど、とてもすてきな湖に満足した。
山川さんはチミケップ湖に行くの?あんまりたいしたこと無いよ。神秘的とは言われているけどな・・・。」といっていたので正直あんまり期待していなかったのだが、予想外にすばらしく出掛けてよかった!
山川さんには、陸別町のマスコット「しばれ君」のストラップまでプレゼントしてもらいました。
夕方から気温が下がり、陸別へ来た当初のような肌寒さになった。「ちょっと寒いくらいだね」などと、自宅では考えられない贅沢な会話を交わしている。
いろいろな地域でおいしいものを食べる事が大好きなので、ここに来て畑の作物をはじめ、新鮮な野菜を沢山食べる事ができ、また海産物や乳製品、果物等の北海道の恵みを食する事ができて大満足!
8月12日 (木) 15日目 雨
今日も朝から雨降りであった。
いよいよ明日体験住宅での生活が終了を迎える。本当に陸別のみなさんには、いろんな体験をさせていただきました。ありがとうございます。
入居した当初は、何から始めればよいのか、どう過ごせばよいのか不安でした。
右も左もわからない土地で、庭の畑の手入れ、広い住宅の清掃管理、ごみの分別・搬出、ご近所つきあいなど、頭の中は不安でいっぱいでした。ハンディキャップのあるものにとって未知の体験で、本当に生活できるのかなー・・・・。
そんな不安を解消させて下さったのが役場のスタッフの方であり、隣近所の方々でした。
知らない私たちに近所の方が声をかけてくれたり、庭の畑の収穫を手伝ってくれたり、一気に不安が解消しました。
また、ゴミ出しの日に、ごみのバケツを道路側に出しておくと、夕方、外出先から帰宅すると玄関前にバケツを片付けてくれたりと本当に助かりました。
広い体験住宅の中の清掃も設計がバリアフリーになっているため、スムーズに掃除する事ができました。周辺地域への観光や買い物でも住民の方から情報をいただいたり、案内をして頂いたりとみなさんの親切に感謝しています。とてもよい体験をさせて頂きました。あらためて陸別町に感謝します。
ありがとうございました。
8月13日 (金) 16日目 晴れ
11:30 最後の清掃をして、退去。

ありがとうございました。
陸別町のちょっと暮らし体験住宅がバリアフリー対応と言うことで、今回陸別町での移住体験の実施となりました。
7月29日(木) 1日目 雨
午後4時30分、陸別町役場に到着。
今日から16日間滞在する町に、わくわくどきどきでした。
今回、陸別町の「ちょっと暮らし体験住宅」に応募し、北海道の暮らしが、どんなものであるか、少しでも体験できればと思い参加しました。
自分たちは車椅子の障害者でもあり、不安はよりいっそう強いものでした。
そんな中で、役場の担当の方が気さくそうな方で、心が落ち着いたわけですが、更に町長さんにもお目にかかれることになって、また、胸がドキドキ。
でも、町長さんもすごくやさしい方で、これまた安心が少し取り戻せた感じでした。
これから、16日間の体験移住が始まるわけですが、一生懸命頑張りたいと思います。
今日は、移動日で疲れてしまい、カレーライスとサラダだけを作って、簡単に食事を済ませました。
7月30日(金) 2日目 くもり→雨
今日は、生ゴミ収集日。
指定の袋に入れて家の前に置いたものの、収集してもらえるのかが、気になり何度も確認していたが、
外出しようと外にでたら、ゴミが散乱していてびっくり!猫かな?
実は、ごみは家の前に出しておけばよいと聞いていたのですが、歩道なのか家の玄関前なのかわからず、ご近所を見回してもポリバケツが1個見えるだけで不安で一杯でした。
ごみを片付けていたら、役場の方が来てくれて、ごみを出す場所等も確認でき、ごみも片付けてくれました。
午後から、陸別町の散策に出かける。
まずは、銀河の森天文台の場所を確認し、コテージ村へ向かう。
スロープのある棟を発見したので、受付でパンフレットをもらったら、「年中無休です。どうぞ中を見て下さい」と、カギを貸して下さり、10人用のふたご座と6人用のおうし座の2棟を見学させてもらいました。
太い丸太のログハウスは外観も室内もすばらしいかったが、スロープ付きの10人用コテージは、2人ではもったいないので、仲間を集めて、銀世界の北海道を楽しむのもよいのではと夢がふくらみました。
銀河の森の林道では、キタキツネに出会えて感激! 残念ながら、カメラは間に合わなかったけど・・・・。
道の駅「オーロラタウン93りくべつ」へ。
売店で朝市のことを聞いたら、今日の午後4時から、テントで野菜を売ると教えてもらえたので、ふれあい農場のテントへ向かった。
新鮮なキュウリと大根、ジャガイモを購入。ジャガイモは北海道産を探していたが、スーパーで売っていなかったので、ふれあい農場で「欲しい」と言ったら、わざわざ畑まで取りに行ってくれました。
価格は安いし、ポテトサラダにして食べたら最高においしかったです!
役場の方もコテージの方も道の駅の方もふれあい農場の方も、みなさんとっても親切で陸別町は、よいところだなあと思いました。
7月31日(土) 3日目 くもり
朝、カーテンをおそるおそる開けると、曇り空であった。ちょっと安心。
今日は陸別町のイベント、「屋台村」があり早速行ってみると、スタッフの方が準備をされている最中で、ちょっと行くのが早すぎました。
自宅に戻り、清掃をすることに。
屋台村に行くには、まだ時間が早いため、車でドライブに行くことにする。
行き先は、足寄方面であるが、陸別の脇道に入り、山道を走る。
木々の葉の緑色が目にやさしく映る。
空気もマイナスイオンで神奈川とは比べものにならない。
まさに自然の宝庫であった。虫たちも顔のまわりに寄ってきて少々まいった。
夜、屋台村に出向き、町中の人々の活気で圧倒されてしまった。
食べ物も新鮮でおいしく、自分たちにとって幸せを感じるひとときでした。
8月1日(日) 4日目 くもり→雨
昨晩、遅かったので、今朝はゆっくり過ごす。
陸別町に来てから2回目の洗濯をしたのだが、部屋干しだとなかなか乾かないので、外に洗濯物干し場があったら、もっと快適に過ごせると思った。
今日も、天気がいまいちだが、ぶらぶらしているのももったいないので、花畑牧場へ生キャラメルを買いに出かけた。
高速道路が無料なので、足寄ICから中札内ICを利用して往復300kmのドライブ。
あいにく雨に降られてしまったけれど、生キャラメルのソフトクリームはやっぱりおいしかった!
8月2日(月) 5日目 くもり
今日は、北海道のルーツを探るため、阿寒国立公園内にあるアイヌコタンに出向く。
この地域では、アイヌの人たちが北海道の厳しい自然条件の中に住み、そこで商売をして生活している。
ここではアイヌの血統を引く人たち以外は、商売をすることができないらしい。
何件もの店が軒を連ねて、古来のアイヌ民芸品を売っている。木彫りの人形、アイヌの楽器「ムックリ」、民族衣装、多種多様な品物が並んでいた。
お店の方は気さくな方ばかりで、会話も弾んだ。
最近は観光客が減り、経営的には厳しいとのこと。それでも負けずにみなさん頑張っておられた。
私もいくつかおみやげを買ったが、どれだけ貢献できたことか・・・・。
今回、あらためてそんな日本の良さを感じる一日でした。
8月3日(火) 6日目 晴れ
今朝は、ふれあい農園の朝市へ出かける。
おいしかったジャガイモを20㎏持って帰りたいので予約をして、そのほかの新鮮な野菜を買って帰る。
家に戻ったら、近所の山川さんが、寄って下さった。この畑の準備をして、副町長から、"今、車椅子の人たちが利用しているので、野菜の収穫を手伝ってあげて欲しい"と頼まれたとのことでした。
みなさんのご親切に感謝です。
美幌に、バリアフリーの入浴施設があるということで誘って頂く。
10時30分から「陸別移住を応援する会」に出席し、役場の方や委員の方との意見交換を行った。
今日の生ゴミも残念ながら散乱していた・・・。
午後からは、隣町の置戸湖までドライブに出かけた。
パークゴルフ場は、プレーをする人で賑わっていたが、湖は静かで、緑もきれいだったので、林道を走ってみることにした。
ゆうゆ館でトウモロコシとメロンを買って戻ると、近所の池田さんが声をかけて下さった。樺太から陸別に移り住んで50年以上になるとの事でした。
夕方、食事の準備をしていたら役場の菅原さんが、畑のプチトマトをもぎって下さった。すぐに洗って口に入れたら、とってもジューシィー!
夕食には、プチトマト、ナス、トウモロコシ、キュウリなど色とりどりの野菜が並び、採り立ての野菜を食べる贅沢を味わった。
東京や神奈川では連日猛暑だが、ここ陸別は日中も涼しく、朝晩は肌寒いくらいだ。初日にベッドに分厚い掛け布団を見て「あら?」と思ったが、朝方にはしっかり布団を掛けて寝ている自分がいる。
北海道の夏は駆け足出過ぎていくようだ。
8月4日(水) 7日目 くもり
今日は一日観光に出掛ける。
目的地は富良野。高速道路ができたおかげでぐーんと近くなった。
富良野は今、花がたくさん咲いていて、色彩豊かで、華やかであった。
見て、食べて、楽しんで、一日楽しいひとときを過ごせた。
8月5日(木) 8日目 晴れ
今日は資源ごみの日。大きなゴミ箱があるので、安心してごみを出すことができた!
畑の野菜もいろいろ取っていただき、昨晩おいしくいただきました。
朝8時ころ、近所の山川さんがプチトマトをもぎってくれて、「ゆっくりお話がしたい」と今日の予定を聞かれたので、今日は菅原さんに町内案内をしてもらうことを伝えました。
天気がよいので、北稜岳登山口までドライブを楽しみ、福祉施設や牧場、ふれあい農園などに行き、診療所から保健センター、公民館を回り陶芸サークルを見学。
北稜岳の林道は、緑が美しく、キタキツネにも出会えた。
診療所は24時間、医師が2名で対応とのことで、安心だと感じた。
昼食後、銀河の森コテージ村、陸別サーキット、日産自動車の試験場の周辺や、小利別駅、陶芸家の坂井さん宅などを回った。
8月8日には、オフロードの全国大会が開催されるとの事。ふるさと銀河線りくべつ鉄道を川上の駅まで走らせる計画もあるそうで、とても楽しみだ。
坂井さん宅では、アイスコーヒーをご馳走になり、いろいろなお話を聞かせてもらった。新潟から移り住んで8年くらいになるそうだ。陸別町は保育所から中学校までスクールバスでの送迎があり、とても便利だが、高校は隣町まで通うことになり、寮や下宿する学生もいるとの事で大変だなあと感じた。鉄道が廃止にならなければよかったのに・・・・。
帰宅して、山川さんに連絡したら、夕食にそばを食べに行こうと誘われ、秦食堂で十割りそばを食べた。正直、北海道でそばを食べたのは初めてだったが、十割りそばということで歯ごたえ、香り、ボリュームありで大満足。
食後は家に寄ってもらい楽しい時間を過ごした。来週は美幌にある峠の湯(温泉)へ一緒に出かける予定を立てた。
山川さんには、畑の草取りを手伝ってもらってます。
8月6日(金) 9日目 快晴
6:30起床。今日も曇りかなと思いながらカーテンを開けてみると、真っ青な空。太陽の日差しが強く、予定(家の掃除、食料品の買出し、畑の手入れ等)を変更し、世界遺産である知床に出かける。
知床には、陸別町と同じく、自然がたくさん残っていて、まず、熊出没注意の看板、緑色の多さ、魚介類の新鮮さ、星座の多さなど、都会では味わえない体験をさせてもらった。
魚店に入ると、店の人からタラバガニの試食を受けた。これがまたカニの甘さが口の中にジュワーと広がる。まさにTVの旅番組さながらの風景である。このカニのうまさに負けてしまい最後にはタラバガニを買ってしまった。
一方、海を望むと、はるか先に国後島がよく見えて、こんな近くで望むことができることにあらためて、領土問題の難しさを考えさせられた。森繁久彌さんの「知床旅情」の詩の中に「はるか国後にピリカが笑う」というフレーズがあるが、まさにそのとおりである。
道づたえに車を走らせると、廃屋が見えてくるが、これも北海道という開拓の歴史の中で、いかに自然の厳しさが人間の生活のさまたげになったかということがよくわかる。
今回の移住体験の中で、自然のすばらしさがわかったと同時に、自然の厳しさも人間を強くするんだということがわかった気がする。
8月7日(土) 10日目 晴れ→くもり→雨
昨日、遅い帰宅だったので、今朝はゆっくり起床し洗濯と掃除を済ませる。
おとといも暑かったが、今日も朝から蒸し暑い!こんな日はクーラーはともかく扇風機がほしい。
畑の作物も(特にナス)の土が乾いて、葉がしおれて始めているようだ。どうしたらよいものか・・・。とにかく収穫できるものは、採ってみようと畑に出てみた。トマト、ししとう、ナスを慣れない手つきで採っていたら、近所の池田さんの奥さんが来てくれて手伝ってくれた。昨日も生ごみのバケツを片付けてくれたらしい。ご近所の皆さんのご親切に感謝しながら、今日も新鮮な野菜をおいしく食べた。
午前中、休日にもかかわらず役場の菅原さんがオフロードレースの割引券を届けてくれました。息子さんは坂井さんが言っていたとおりハーフっぽく、我が家の子供たちも昔はかわいかったなぁ~!などと20数年前を思い出してしまった。
今日は一日ゆっくり過ごす。
夕方、山川さんが畑の様子を見に来られたので、家に寄ってもらいお話していたら突然の夕立。畑の作物もほっと一息ついた様子。少しは涼しくなるといいけど・・・。
陸別に来て「朝晩寒いくらい」という感想だったが、ここ2~3日は、日差しが強く、日中は30度を越え蒸し暑かった。夜にまた雨が降り、やっと涼しくなってきた。日中の日差しの強さは、肌に痛いくらいだが、畑のトマトが色ずく様子を見ていると、やはり太陽の恵みはありがたいと実感した。
8月8日(日) 11日目 くもり
9:00起床
今日は、オフロードレースの開催日。天候もくもりでよかった。
会場に行くと、レースはすでに始まっていた。駐車場もかなりうまっていたが、芝生のところに駐車した。車椅子の者にとっては、足場が悪く道路側から眺めることにした。
昨日の雨で、土も湿った状態で、まさにオフロード。出かけたのが遅かったため、しばらくすると昼食休憩で、自宅で昼食をとった。
午後1時前に会場に行ったら、まだ午後の開始には早かったため、夕食の買い物に出かける。
1週間以上経過すると献立をたてるのも頭打ちになり、今夜、何の料理を作るか決まらず献立の材料選びもなかなか決まらない。・・・・・・贅沢な悩みである。
8月9日(月) 12日目 くもり→晴れ
10:00~の予約をしている美幌「峠の湯」へ山川さん夫婦と出かける。約1時間の道のり。
朝は肌寒いくらいだったが天候も良くなり、気温も上がって蒸し暑くなってきた。昨日の夕方、池田さんが「陸別も結構暑いでしょう」と言っていたが、本当に予想外に暑かった!
峠の湯には障害者用が2部屋あり、ゆっくりと利用できた。温泉に入るのは久しぶりで楽しめたのだが、窓が脱衣場側しか開かなくて、しばらく扇風機の風に当たらないと汗がひかなかった。そのせいか、その後に食べたソフトクリームがおいしかった!
美幌のスーパーで買い物をしてから、山川さんの行きつけのレストランでおしゃべりをしながらおいしい昼食を食べた。
美幌まで来たので、北見に寄ってダイソーで買い物をしたいと伝えると「北海道に来たら北見に行かないと!月に何回も来てるからどこでも知ってるよ!」と案内してくれた。
一軒目で欲しい物が品切れだったので、近くの店へ移動した。どちらも店舗が大きくて、さすが北海道だなと思った。
山川さんはスーパーやダイソーで知人の方々とお話をされていて「メル友も沢山いるよ!」との事だった。
日記が沢山たまったので、役場によって菅原さんに渡して帰宅した。
結構雨が降ったせいか、畑のプチトマトが支柱ごと倒れてしまい、何とか元に戻してみたが途中から茎が折れてしまっている様子。まだ、青い実がたくさんあるのだが、どうなってしまうのか心配・・・。
8月10日(火) 13日目 晴れ
以前よりホームページで見ていた、ふるさと銀河線りくべつ鉄道へ問い合わせの電話を入れたら、火曜・水曜は休業日との事でびっくり!せっかくの機会だから運転体験もしてみよう!とはりきっていたのだが、S体験は土日のみ行われているとの事。以前、道の駅に行った時、鉄道のホームへ降りられなかったし、ホームページで営業日の案内を見た記憶もなかったし・・・。あらためてホームページを確認したら、セキュリティ情報で保護されていない項目を表示させていなかったため、情報が空白になってしまっていたと判明。もう日程的に難しく非常に残念だった。休業日でも列車の写真を撮る事が可能だと聞いたので、あらためて出掛けて行きたいと思う。
午後から帯広にある大型商業施設「フレスポ帯広」に行ってきた。大きい!とにかく広い!まさに北海道!というような広さの敷地に、大型商業施設が建っている。品数も豊富で、見てまわるのも広すぎて疲れてしまった。
桁外れの大駐車場、とにかく圧倒された一日であった。
8月11日(水) 14日目 くもり→雨
今朝は雨が降っていたので、ゴミ出しをして2度寝を楽しむ。
洗濯や掃除を済ませて、朝昼兼用の食事をゆっくりとりながら、午後からの予定を立てる。
雨も上がり空も少し明るくなってきたので、チミケップ湖へ出掛けてみようと計画していたら、山川さんからメールが入った。予定を伝えたら、案内して下さるというのでお願いをした。
湖へは舗装されていない道路を走った。キャンプをしている人、つりを楽しんでいる人、YMCAのキャンプ場では子ども達がボートの準備をしていた。
午前中の雨で木々の緑が更に美しく、小さいけれど、とてもすてきな湖に満足した。
山川さんはチミケップ湖に行くの?あんまりたいしたこと無いよ。神秘的とは言われているけどな・・・。」といっていたので正直あんまり期待していなかったのだが、予想外にすばらしく出掛けてよかった!
山川さんには、陸別町のマスコット「しばれ君」のストラップまでプレゼントしてもらいました。
夕方から気温が下がり、陸別へ来た当初のような肌寒さになった。「ちょっと寒いくらいだね」などと、自宅では考えられない贅沢な会話を交わしている。
いろいろな地域でおいしいものを食べる事が大好きなので、ここに来て畑の作物をはじめ、新鮮な野菜を沢山食べる事ができ、また海産物や乳製品、果物等の北海道の恵みを食する事ができて大満足!
8月12日 (木) 15日目 雨
今日も朝から雨降りであった。
いよいよ明日体験住宅での生活が終了を迎える。本当に陸別のみなさんには、いろんな体験をさせていただきました。ありがとうございます。
入居した当初は、何から始めればよいのか、どう過ごせばよいのか不安でした。
右も左もわからない土地で、庭の畑の手入れ、広い住宅の清掃管理、ごみの分別・搬出、ご近所つきあいなど、頭の中は不安でいっぱいでした。ハンディキャップのあるものにとって未知の体験で、本当に生活できるのかなー・・・・。
そんな不安を解消させて下さったのが役場のスタッフの方であり、隣近所の方々でした。
知らない私たちに近所の方が声をかけてくれたり、庭の畑の収穫を手伝ってくれたり、一気に不安が解消しました。
また、ゴミ出しの日に、ごみのバケツを道路側に出しておくと、夕方、外出先から帰宅すると玄関前にバケツを片付けてくれたりと本当に助かりました。
広い体験住宅の中の清掃も設計がバリアフリーになっているため、スムーズに掃除する事ができました。周辺地域への観光や買い物でも住民の方から情報をいただいたり、案内をして頂いたりとみなさんの親切に感謝しています。とてもよい体験をさせて頂きました。あらためて陸別町に感謝します。
ありがとうございました。
8月13日 (金) 16日目 晴れ
11:30 最後の清掃をして、退去。
ありがとうございました。













